NEWS(学生の活躍)みらいの教員育成プログラム「教員基礎」の第2回「学校実習1『阿寒湖義務教育学校』」を実施しました。
2024年10月1日
北海道教育大学では,高等学校段階から教員の仕事を理解し,教員になるための素養を高めるとともに意欲の高揚を図る「みらいの教員育成プログラム(前半:『教員基礎』,後半『教員基礎探究』)」を北海道教育委員会と連携して実施しています。
2024年度の「教員基礎」は,釧路江南高等学校の2年生7名,釧路湖陵高等学校の2年生13名,中標津高等学校の2年生1名がプログラムに参加しています。9月28日(土)に第2回「学校実習1」が実施されましたのでご報告します。
第2回は,阿寒湖義務教育学校に行き,前回の授業で自分が設定した目標と関連させて,配属された学級の授業観察や子どもとのかかわりから学びを深めることが,内容となっていました。
最初に,校長先生からお話をいただき,その後,配属学級で自己紹介等を行いました。自己紹介では,好きな食べ物やドラマ,部活や一言などを伝え,学級の子どもから「私も」などの声が上がり,和やかな雰囲気に包まれました。
配属学級は,1年生から8年生(中学2年生)までに配属され,国語,算数,理科,社会,家庭科,防災教室,防災食づくり,図工などの時間で,授業の様子を観察したり,子どもたちの活動の支援を行ったり,交流を行ったりと多くの経験を積むことができました。最初は,観察しているだけだった受講生も少しずつ,子どもたちに近寄り,声を掛ける姿がみられるようになりました。
また,休み時間は,外でボールを使って遊んだり,話をしたり,ゲームをしたりするなど,子どもたちと関わり,さらに関係を深めていました。授業時間に加えて,休み時間に一緒に遊ぶことで,子どもたちと過ごす楽しさも実感できたようでした。
帰りの会の観察後には,スクールバスを待つ子どもたちと外で過ごすことができました。待ち時間の間,ゆっくりと話したり,鬼ごっこをしたり,ボールで遊んだりとのんびりした時間を過ごしました。最後は,バスで帰る子どもたちの見送りをしましたが,別れるのが残念そうな子どももおり,いい関わりができていたことが伝わってきました。また,見送りの後には,阿寒湖義務教育学校の善意で,防災食として調理したビーフシチューや非常食のごはんなどをいただき,おいしそうに食べていました。その後,閉会式を開き,教頭先生よりみらいの教員としての心構え等のお話をいただきました。
大学に戻った後は,自分の目標をもとに今日の活動を振り返りました。授業に関わること,学級経営に関わること,子どもたちとのかかわりに関することなど,各自が自分の目標に沿ってふりかえることができていました。最後には,交流した内容も踏まえて,次回の「学校実習2 附属前期課程」に向けた目標づくりを行いました。今回の学校実習1の経験を踏まえ,次回の学校実習2を充実した活動にできることが期待されます。
学校実習Ⅰの様子↓
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