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NEWS(お知らせ)火星の観測会を開催しました

2016年5月27日

2016年5月31日(火)に火星がおよそ2年2ヶ月ぶりに地球に接近しました。今回の接近では地球と火星の距離が11年ぶりの近さ(7,528万km)となりましたので、当日はニュースで全国各地での「スーパーマーズ」観望会の模様をごらんになった方も多いかと思います。

釧路校理科分野と天文部では、2014年4月14日の「火星観測会」に引き続き、今回も最接近日に火星観測会を共同企画しました。しかしながら、当日の釧路地方の予報は雨。そこで、急遽4日前の5月27日(金)に日程を前倒しして開催することとしました。

天文ドーム内の15cm屈折赤道儀が故障中のため、観測会は眼視用に当校では最大口径の20cmニュートン式反射経緯台(ドブソニアン望遠鏡)を、写真撮影用には当校では最も古い10.2cm屈折赤道儀(1967年製)を使用して、研究B棟屋上で開催しました。

観測会当日の釧路のお天気はこの時期としてはめずらしい快晴です。薄明かりの残る19時頃からまずは南の空に輝く木星を観測しました。その後、北斗七星や北極星、春の大曲線などを眺めながら、今回の観測会の主役である火星が南東方向に昇ってくるのを待ちます。そして、20時頃から火星の観測に入りました(写真1)。
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写真1 20cm反射経緯台で火星を観測する天文部員?
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 火星は現在、さそり座の心臓にあたる赤い一等星、アンタレスの斜め右上にひときわ明るく輝いて見えます(写真2)。また、アンタレスの斜め左上に白く輝いて見える星は6月3日に衝(今回の場合、地球から土星を見た時に、土星が太陽と正反対の位置にある状態)を迎える土星です。この日は、接近中の火星のほか、土星も望遠鏡で観測しました(写真3)。
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写真2 観測会当日のさそり座周辺の星空(写真の下半分が明るいのは光害による)

写真3 この日観測した惑星
(左から土星、火星、木星。10.2cm屈折赤道儀を使用。木星のみ5月14日撮影)
  

急な日程変更にもかかわらず、今回の観測会には天文部以外の学生も含む10数名が参加しました。初めて惑星を見た学生も多く、望遠鏡を覗く度に「あっ!すごい!」、「指導書の写真と同じように模様が見える!」といった感嘆の声が上がりました。また、市街地にある大学の屋上から肉眼でも意外と沢山の星が見えることに驚いていた学生もいました。

将来学校の先生になった場合、学生時代に自然現象を見て感動した経験が理科の授業では必ず生きてくると思われます。このような観点から、釧路校理科分野と天文部では今後も天体観測会を開催していきたいと思います。


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