北海道教育大学附属釧路義務教育学校 教育目標
個性と協働性を尊重し、たくましく生きる人間
後期課程 教育目標
1 たくましく生きる人間
心身を自らきたえる。積極的に生活場面を切り開く。耐性を身につける。高い向上意欲をもつ。2 創造することのできる人間
科学的にみつめ考える。創造性を発揮する。応用力を身につける。ものごとを発展的にとらえる。つくり出す喜びをもつ。?3 個性をつくりあげていく人間
自主的、自発的に行動する。ユニークさを大切にする。自分の長所をより伸ばす。4 共に高まろうとする人間
協力してプロジェクトを遂行する。集団の成員であることに喜びと誇りをもつ。自他を理解し尊重する。集団の向上のため積極的に行動する。 ?5 広く豊かな心をもつ人間
誠実で他を思いやることができる。ユーモアや美的センスをもつ。視野を広げる。大きい夢を抱く。?
北海道教育大学附属釧路義務教育学校では,道東の地域課題を踏まえて、以下のように 地域を担う人を育てるための義務教育学校づくりをすることにしました。
学校づくりの基本的な考え方としては、施設分離型の義務教育学校のため教育の理念や教育目標を共有しつつ、これまでの附属小中学校で培ってきたものや大切にしてきたことはそのまま生かし、ともに学校づくりをしていく中で教職員と児童生徒が新たに創造していくことを重視したいと考えています。
?後期課程教育目標について
(北海道教育大学附属釧路中学校 奥野 明 本校初代校長の言葉から)
教育目標について???まず私から、これから作る目標は私ども教官も生徒とともにそれに向かって努力していく目あてであるから、「心からなる」もの、つまりパッション(情熱)の感ぜられるものであることが第一である旨が述べられた。「形にとらわれること」(形式主義)を何よりも恐れていたからである。さて「たくましく」と「創造」と「個性」の三つは私から、「大好き」であり、二十一世紀に生きていく人間にとって一番大事な価値であるという理由から提案、全員賛成で決まった。第4の「ともに高まろう…」は藤原教官から提示された。前の三つはみな個人の強調で、協力とか集団の力にふれられていないし、また特に附属学校ではエゴ(利己主義)の克服が大事であると主張されたことを記憶している。これもその通りで、異議のあろう筈もなかった。最後に豊島教官が、われわれの誰もが予想していなかった一つの価値を提出した。それが第5の「広く豊かな???」である。これは「いかなる生も大事にしていけるようなやさしさや広さが人間には何より大切である」という意味で、それがご本人の「生物の研究」(体験)から自得されたものだけに私たちを打った。原意にふさわしい文書表現にする上で、ずいぶん討論したが結局いまのような形になった。?
経営の方針
(1)学ぶことと研究することを、たえず媒介にしながら教育する学校。(2)教育的観念は、すべて科学的仮説までに彫琢し、きびしくそれを実証していく学校。
(3)教師の力量が、すべての授業に凝集されるような学校。
(4)教師は教育に、生徒は学習に、それぞれ「楽しくてしかたがない」といった気風をもつ学校
(5)真理を追究することでは、誰もが平等かつ自由であるような学校
これら5項目は、経営責任者の主体的な態度、信条、意欲等、学校の精神としても、教育を発展させていく力としても、極めて個性的な命題として設定されたということができる。また「一般的な学校」としてばかりではなく、「国立大学附属学校」としての立場からも省察されているのである。
(1)~(3)までの中に、我々の、この附属釧路が何よりも日本における有力な「教育研究の場」であるという自覚に基づいた研究態度、方法論的な姿勢やその目標を示しているのである。即ち、(1)は態度、(2)は従来の教育研究における概念的な傾向に対するアンチテーゼとしての方法論、(3)は、そのような研究の目標を示したものである。
次に、(4)と(5)は、我々が附属釧路の理想として目指す「精神的な風土」を指し示しているのである。そこには、教育の場にありがちな道学者的な雰囲気や処世態度を初めから克服したいとする願いが込められている。
令和6年度 年間行事予定
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本校の教育活動の紹介
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