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地域協働推進の取り組み寄附特別講座(第3?4回)を開講しました

2019年5月15日

 令和元年5月10日(金)に本学第1講義室にて、「全国スーパーマーケット協会?北洋銀行 寄附特別講座(第3?4回)」を開講しました。本講座は、「地方創生」の取組が求められるなか、各界で活躍されているトップクラスの方々を講師として迎えた講座を行うことにより、地域産業を担う高度な地域人材の育成と受講者のキャリアアップを目指すもので、学生、企業、一般市民の方を合わせて約310名が受講しました。なお、本講座は平成30年度より「国際地域リーダー論」として授業科目となりました。
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 第3回講座は、株式会社アンビックス 副会長の 前川 勝美 氏が「世界の北海道時代がやってきた」と題し、北海道がもつ今後の発展の可能性やホテル事業などを展開する自社の様々な取り組みについてご講演いただきました。
 「10年後には世界で北海道を知る人は9億人にもなるといわれている。インバウンド観光は輸出と同じ効果を生み、地方創生のキーワードとなりうる。災害や政治的軋轢などリスクもあるが、北海道の観光はまだまだ成長できる」とお話しされました。また、自社の挑戦すべきこととして、「機能性野菜を栽培し、宿泊者に提供するなど病気の治療や療養のために滞在する保養型リゾートを考えている。また、全て北海道産の食材を使った北海道バーガーなど様々な商品を開発し、全国に展開していきたい。」と話し、日本の農業の革新や予防に繋がる健康ビジネスの成長に向けた取り組みについてご紹介されました。

            ▲ 株式会社アンビックス 副会長 前川 勝美 氏 ▲
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 第4回講座は、ふらのまちづくり株式会社 代表取締役社長の 西本 伸顕 氏が「それはまちづくり熱血オジサンの一言から始まった-民主導、公民協働でまち育て-」と題し、民間主体でまちづくりを進めるまでの経緯や「ふらのマルシェ」を軸に今後の富良野のあるべき姿についてご講演いただきました。
 「かつて富良野は名もない田舎町だった。その後、『北の国から』といったドラマの影響で観光客は増えたが、町中は寂れたままだった。行政が駅前開発に失敗し、町の中心地にできた空き地も野ざらしにしている中、その空き地を活用し、まちおこしをするチャンスだと声をかけられ、かねてからの熱い思いもあり、民間主導でまちづくりに取り組むことになった」とお話しされました。富良野最大の地域資源である「食」の魅力を発信する「ふらのマルシェ」といった様々な取り組みを紹介し、「地元民が楽しめる町にすれば、人が集まることで活気が生まれ、おのずと観光客も寄ってくる。将来的には、歩いて暮らせる利便性と機能性に富んだ富良野流のコンパクトシティを作ることをテーマに掲げている。まちづくりを進めるためには、他人任せにせず、当事者意識をもって行動してほしい」と熱い思いを語られました。

           ▲ふらのまちづくり株式会社 代表取締役社長 西本 伸顕 氏▲

 講演後の質疑応答では、学生や市民から多くの質問があり、講演内容について更に理解を深めていました。

 次回の講座は令和元年5月24日(金)に行います。是非ご参加ください。
詳しくは以下の特設ページをご覧願います。

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