キャンパス紹介日本税理士会連合会による寄附講座(平成30年度?第12回)を開講しました
平成30年12月27日,平成30年度第12回目となる日本税理士会連合会による寄附講座を開講しました。
当日は北海道税理士会租税教育推進部長の有田眞人と北海道税理士会旭川支部の舟橋馨氏をお招きし,B?Cグループの模擬授業とその振り返りを行いました。
Bグループの模擬授業では租税についての理解を深めることを目標とした模擬授業が行われました。
導入では,児童が100円ショップで買い物をするロールプレイが行われ,100円の商品に8円の消費税が付されることを確認し,税金についてイメージをもたせました。また,税について所得税?法人税?たばこ税?酒税など,約50種類の税金があることを紹介し,税金が様々なかたちで集められていることを確認しました。
展開では,税金がどのように使われているのかを挙げ,税金と自分たちの生活のつながりについて確認した上で,税金が集められていない場合に,「火事が起きた場合」と「学校がどのようになるのか」という二点についてグループで考える活動を行いました。火事が起きた場合については,火が消せず被害が拡大したり,消防サービスが有料になることなどが挙げられ,学校については机?イス?教科書がなくなったり,先生がいなくなるなどの意見が挙げられました。
まとめでは,税金の用途が国民の代表者によって決められていることを確認した上で,自分たちの豊かな生活に必要なものだからこそ,その用途について一人一人が真剣に考える必要があると締めくくりました。
次に,Cグループによる,税についての知識?関心を児童にもたせることを目標とした模擬授業が行われました。
導入では,税金の定義や身の回りにある消費税?たばこ税?法人税?相続税などの様々な税金について紹介し,日本における税金の種類についてのクイズを出すことで税金とはどのようなものかについて考えました。
展開では,国家収入における税収の割合と社会保障費の増加を挙げ,それに伴う消費税増税の必要性について考えました。また,受講者に増税について賛成か反対かを考えさせ,その理由について答えさせました。
まとめでは,税金の役割についてまとめ,税金を集めている町とそうではない町について考えた上で,税金の必要性と税金の使い道について一人一人がよく考える必要があると締めくくりました。
二つのグループの授業終了後,それらを振り返り,授業者と受講生,税理士の方々から以下のような反省?感想が挙げられました。
?
《Bグループ(授業発表班)》
?授業の目標を定めて授業を行うことができた。
?授業内にロールプレイを導入することで,税に対してより実感を伴った学びを持たせるようにできた。
?同グループの班員と協力して授業を行うことができた。
?机間指導の方法について工夫する必要性があると感じた。
?タイムキープをうまくできるようにしたい。
?
《授業見学者(受講生と税理士からのコメント)》
?児童の発言を上手に取りあげて学びを深める必要性があると感じた。
?税金の話題から民主主義を含めた市民性教育的内容への展開がスムーズであった。
?はきはきとした声でよかった。
?スライド一枚の文字数が多く,児童の理解が追い付かない可能性がある。
?「お家の人」「納める」といった租税教育で使うべき言葉遣いができていない場面があった。
?税金が様々な形で納められていることが人々の納税における公平さを担保している点に言及するべきである。
?
《Cグループ(授業発表班)》
?児童の発言の取り上げ方に工夫が必要であると感じた。
?授業の構成づくりにおいて導入と結論の一貫性を考えるべきだった。
?租税教育において使うべき言葉遣いができていない場面があった。
?授業の内容にまとまりがないように感じた。
?
《授業見学者(受講生と税理士からのコメント)》
?教師が説明する場面が多すぎるように感じた。
?児童にとって理解が難しいと思われる言葉については噛み砕いて説明するべきである。
?児童に問いかけしながら授業を進めることで児童が学んだ内容を復習できていてよかった。
?増税のイメージが悪いものになるような授業の進行になっていると感じた。
?児童の理解能力を踏まえた上で教師が取り扱う内容を選ぶべきであり,あまりにも理解が難しい内容は無理に扱うべきではないと感じた。
?租税教室のテキストなどを参考にして,再度,税の種類とその内容について正しく理解するべきだと感じた。
?「税を納める」「税を支払う」といった言葉のニュアンスについて深く考えた上で,それらを使う必要があると感じた。
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当日は北海道税理士会租税教育推進部長の有田眞人と北海道税理士会旭川支部の舟橋馨氏をお招きし,B?Cグループの模擬授業とその振り返りを行いました。
Bグループの模擬授業では租税についての理解を深めることを目標とした模擬授業が行われました。
導入では,児童が100円ショップで買い物をするロールプレイが行われ,100円の商品に8円の消費税が付されることを確認し,税金についてイメージをもたせました。また,税について所得税?法人税?たばこ税?酒税など,約50種類の税金があることを紹介し,税金が様々なかたちで集められていることを確認しました。
展開では,税金がどのように使われているのかを挙げ,税金と自分たちの生活のつながりについて確認した上で,税金が集められていない場合に,「火事が起きた場合」と「学校がどのようになるのか」という二点についてグループで考える活動を行いました。火事が起きた場合については,火が消せず被害が拡大したり,消防サービスが有料になることなどが挙げられ,学校については机?イス?教科書がなくなったり,先生がいなくなるなどの意見が挙げられました。
まとめでは,税金の用途が国民の代表者によって決められていることを確認した上で,自分たちの豊かな生活に必要なものだからこそ,その用途について一人一人が真剣に考える必要があると締めくくりました。
次に,Cグループによる,税についての知識?関心を児童にもたせることを目標とした模擬授業が行われました。
導入では,税金の定義や身の回りにある消費税?たばこ税?法人税?相続税などの様々な税金について紹介し,日本における税金の種類についてのクイズを出すことで税金とはどのようなものかについて考えました。
展開では,国家収入における税収の割合と社会保障費の増加を挙げ,それに伴う消費税増税の必要性について考えました。また,受講者に増税について賛成か反対かを考えさせ,その理由について答えさせました。
まとめでは,税金の役割についてまとめ,税金を集めている町とそうではない町について考えた上で,税金の必要性と税金の使い道について一人一人がよく考える必要があると締めくくりました。
二つのグループの授業終了後,それらを振り返り,授業者と受講生,税理士の方々から以下のような反省?感想が挙げられました。
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《Bグループ(授業発表班)》
?授業の目標を定めて授業を行うことができた。
?授業内にロールプレイを導入することで,税に対してより実感を伴った学びを持たせるようにできた。
?同グループの班員と協力して授業を行うことができた。
?机間指導の方法について工夫する必要性があると感じた。
?タイムキープをうまくできるようにしたい。
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《授業見学者(受講生と税理士からのコメント)》
?児童の発言を上手に取りあげて学びを深める必要性があると感じた。
?税金の話題から民主主義を含めた市民性教育的内容への展開がスムーズであった。
?はきはきとした声でよかった。
?スライド一枚の文字数が多く,児童の理解が追い付かない可能性がある。
?「お家の人」「納める」といった租税教育で使うべき言葉遣いができていない場面があった。
?税金が様々な形で納められていることが人々の納税における公平さを担保している点に言及するべきである。
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《Cグループ(授業発表班)》
?児童の発言の取り上げ方に工夫が必要であると感じた。
?授業の構成づくりにおいて導入と結論の一貫性を考えるべきだった。
?租税教育において使うべき言葉遣いができていない場面があった。
?授業の内容にまとまりがないように感じた。
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《授業見学者(受講生と税理士からのコメント)》
?教師が説明する場面が多すぎるように感じた。
?児童にとって理解が難しいと思われる言葉については噛み砕いて説明するべきである。
?児童に問いかけしながら授業を進めることで児童が学んだ内容を復習できていてよかった。
?増税のイメージが悪いものになるような授業の進行になっていると感じた。
?児童の理解能力を踏まえた上で教師が取り扱う内容を選ぶべきであり,あまりにも理解が難しい内容は無理に扱うべきではないと感じた。
?租税教室のテキストなどを参考にして,再度,税の種類とその内容について正しく理解するべきだと感じた。
?「税を納める」「税を支払う」といった言葉のニュアンスについて深く考えた上で,それらを使う必要があると感じた。
模擬授業(Bグループ)の様子
模擬授業(Cグループ)の様子